◯そろそろ春がやってきました
花粉の季節も終わりを迎えて新しい春です。30回以上経験している春の香りですが毎年新しいものになっていくような気がして楽しみです。
◯受け継ぐも継がれるもの
最近落語を聞くようになりました。昭和時代の匠の噺というのはCDでも聞く事ができるので勉強になります。噺そのものというよりは受け継がれるプロットがあり、各人の力によって時代に合わせて変容していく様が学びになるのです。同時に古典を古典として変質させないで引き継がないといけない伝統的な側面にも興味が湧きます。漫画からの受け売りでしたがなるほど、ためになります。
落語と音楽芸術というのは似ているように思えるのです、昔から伝統のように様式や各国のカラーが重要視される世界。半面古典を新しい解釈で読み解こうとする取り組み。どちらも正しくどちらも共存できるはずだと思っています。
◯我々は何を誰に引き継ぐのでしょう
伝統工芸や文化的な伝統を引き継ぐ事であっても元来後継者不足に悩まされているようです。子供がいるわけでもない私個人が何を世に問うて、何を残していくべきなのかが大きな課題なのかもしれません。
◯情報が誰とでも共有できる世の中が本質なのか
昨今思います。感動的なイベントや音楽や出会いどれもかけがえの無いものです。イイねと言える事は表層的には大事なのでしょうが、そこにその人の持つ思いや感動をどれだけ共有できるのか。僕が旧い人なのかもしれませんが何事でも繋がる事ができる社会。リアルタイムに共有できる事が正義なのか悩ましい事です。ワンストップでつながることができるという文明の利器は便利ですが新たな悩みの種になっているのも事実でしょう。現代を生きる人間の新しいコミュニケーションのあり方が模索されます。
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