2013/09/27

彼方からきこえる音楽あるいはKyrie

最近はモーツァルトのレクイエムを就寝前に流すことが
多かった。

多分きっかけはTVCMであることは間違いないだろう(笑)

彼の曲数から比較しても圧倒的に少ない短調。セレナ
ードの12番と同じく最近何度も聞きなおしている。

就寝前にレクイエムというものは、なにか気になると
思いながら、ここ1ヶ月は短調な曲ばかり選んで聞いて
いた気がする。

これが予兆だったのか虫の知らせだったかもしれない
けれど、昨日祖母が亡くなった。

享年90歳、世間では大往生と言われる年齢。

モーツアルトをふまえて祖母の思い出を回想してみる。

祖母はオーストリアを好み、市民合唱団にも参加してい
た。祖母はモーツァルト、祖父はどちらかというとベー
トーヴェンのような重厚なドイツ音楽が好きでよく幼少
のころは誕生日やクリスマスにCDが勝手に贈られてく
る事があった。

子供心にはCDよりもテレビゲームかお金が良かったけ
ど、なぜか今でも捨てることなく僕のラックの中にある。

勝手な憶測だが、もっとウィーン音楽を聞けというお告げ
みたいなものだったんじゃないかなと思っている。

だって、祖母のメッセージは最後まで音楽だったのだから。
朦朧とする意識の中で以前僕らが演奏したカルミナ・ブラ
ーナについて語っていたそうだ。

思い出に浸ることはできないけど、祖母の用意した音楽の
レールは着実に僕の中に刻まれてしまった。


レクイエム、その語源は「安息」。

願わくば未来。僕が得た音楽の味わいをまた祖母・祖父と
語り合えたら良いと・・・今まで疎遠だったモーツァルト
にもう一度向き合おうと思います。

祖母に、感謝と安息をお祈りします。

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