2010/05/24

勉強になった演奏会

先日演奏会がまた一つ終わりました。

打ち上げで普段はお話しする機会の無い
数名の方とお話ができてそれが心より僕の
救いになって、それが新しい課題にもなり
ました。

このオケでの僕がもつ役割は「下振り」です。
常任指揮者が不在の間、スコアの基本的な分析
からできる限りのパートの方向性を決める役割
と交通整理を主に担います。

楽譜に書いてある記号を、自分の余計な解釈を
入れずに、でも演奏者としての気持ちを保ちな
がら練習を続けていくのは困難です。

そんなやり方でも応援してくれる人もいれ
ば如実に下振りの日は出席が芳しくない時も

そんな中でも最近新しく加わった団員さんに、
僕の下振りを見て、入団の心が決まったとおっ
っしゃっていただけた時は本当に嬉しかった。

でもその期待や思いを裏切っちゃいけないから
また、手を抜かずに取り組まなきゃ

そして、本振りのリハーサルを前にすると、その
表現力や伝達方法は何度受けても、常に高みにい
て中々先が見えないなと感じます。


とくにメイン曲の冒頭Appasionateの重厚なフォル
テを表現する瞬間に鳥肌が立つような感動を覚えま
した・・・

と方々に熱弁したのだけど、実際演奏している人には
とってはその違いはあまりピンとこないらしい
振る側としては間合いやテンポの感覚をさも当然のよ
うに表現するのは至難の業だと思うのだけど

本番前のリハでちょっと代わりに振っといてといわれ
たけれど、結局うまく取り組めなかった。

準備不足

いつどんな時に頼まれても万全な準備をしないと・・・
と落ちこんだのだけど、やっぱり吹いている側からする
とその大きな違いに気づかないらしい・・・難しい

7年ぐらいお付き合いさせていただいているが常に進化し
続けている。人生の大先輩は、未だに足を緩めることが
ないのだ・・・

だから自分の役割を評価してれくれる方の期待そして、
目の前で常に道を歩み続ける大先輩の背中を少しでも
見続けながら自分も歩んでいくしか・・・ないのだ



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